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自由診療の根管治療 PRECISION ROOT CANAL TREATMENT

自由診療の根管治療
(精密根管治療)について

根管治療は、根管の形状が複雑であること、少しでも細菌の取り残しがあると再発してしまうことなどから、大変難易度の高い治療といえます。しかし、十分な設備環境と歯科医師の技術力をもって治療にあたることで大幅に成功率を高めることができます。しかし残念ながら、日本の保険治療では費やせる技術や使用できる器具に制約があります。当医院では再治療や抜歯になる可能性を少しでも低減できるよう、そのような制約のない自由診療(精密根管治療)をおすすめしています。

自由診療の根管治療で使用する器具その1 ラバーダム防湿

ラバーダムとは、口腔内の治療する歯以外の部分を薄いゴムの膜で覆い、治療する歯に唾液中の細菌が入らないようにするための器具です。ラバーダムを使用することで、再発リスクを大幅に低減させることが出来ます。

ラバーダムを使用するメリット

  • 唾液による感染を防げる
  • 水分や湿気を遮断できる
  • 器具が口の中に落下する心配がない
  • 口の中を傷つけない
  • 水が喉に入らない

ラバーダム防湿の使用率

海外ではラバーダム防湿の使用が一般的ですが、日本では専門学会の会員ですら「必ず使用」するのは全体の4分の1にとどまっています。これが、日本の根管治療の成功率を低下させている一因と考えられます。

日本歯内療法学会(根管治療の専門学会)の会員 日本歯内療法学会の会員以外 アメリカの根管治療専門医
・ラバーダムを必ず使用する…25%
・ラバーダムを必ず使用しない…50%
・必ず使用する…5% ・ラバーダム防湿の使用率…90%以上

自由診療の根管治療で使用する器具その2 ニッケルチタンファイル

当医院の自由診療で使用しているニッケルチタンファイル

日本の一般的な歯科医院で使用しているステンレスファイル

根管治療では、「ファイル」と呼ばれる針状の器具を用いて汚染された歯髄を取り除きます。日本で一般的に使われているステンレス製のファイルに比べ、ニッケルチタン製のファイルはよくしなり、複雑な形状の根管の深部まで入り込みます。

根管は複雑に湾曲しています

多くの根管が図のように複雑に湾曲しています。器具をその形に沿って動かせないと、汚染部分を除去しそこねたり、根管内にさらなる感染の原因となる傷を作ってしまったりします。

自由診療の根管治療で使用する器具その3 マイクロスコープ

マイクロスコープで精密な歯科治療を行うためにとても重要な機器で、肉眼での治療の数十倍の倍率で治療部位を確認することができます。また、マイクロスコープの照明機能は、通常の歯科ユニットの照明装置と異なり、ドクターの目線と同じ角度で照射されるため、影ができずくっきりと歯の内部を確認することができます。これにより、隠れた根っこの入り口を見つけることや、複雑な根の形状の治療において正確な治療ができる可能性が高くなります。

マイクロスコープを使用するメリット

  • 肉眼では見落とす小さな根のヒビや治療が未完了の箇所を確認できる
  • 治療の精度が高くなり、根管治療の成功率が上がる
  • 治療の映像や画像を保存して次回の治療に活かす事ができる
  • 一つひとつの治療を正確に行うことで再発リスクを軽減

当医院では自由診療を
おすすめしています

当医院では保険診療を行うか自由診療を行うかを患者さまご自身でお選びいただけます。保険診療の場合も条件の範囲内で最善の治療をご提供させていただきますが、再治療や抜歯になる可能性を少しでも低減できるよう、当医院では自由診療(精密根管治療)をおすすめしています。

保険診療の根管治療

  • ラバーダム等の使用は限定的になります。
  • マイクロスコープが使用できません。

自由診療の根管治療(精密根管治療)

  • ラバーダムやニッケルチタンファイルを使用します。
  • マイクロスコープを使用します。

根管治療の治療費について

抜髄・感染根管処置
保存不可の可能性がある歯
33,000~55,000円/1根管
抜髄・感染根管処置
保存可能な歯
55,000~88,000円/1根管
難症例加算
11,000~33,000円

※価格は全て税込です。

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