誤嚥性肺炎とは??
誤嚥性肺炎とは、水や食べ物、胃食道逆流物、唾液などが誤って食道ではなく気管に入り、肺に到達し細菌が繁殖して炎症を起こした状態の肺炎のことです。
高齢者のかかる肺炎は誤嚥性肺炎が多いというデータがあります。
誤嚥性肺炎の徴候
典型的な症状
- 激しく咳き込む
- 高熱が出る
- 濃い痰が多くなった
- 呼吸が苦しい
⇒発見は容易
注意すべき症状
- 元気がない
- 食後に疲れてぐったり
- 失禁
- ぼーっとすることが多くなった
- 口の中に食べ物をため込んで飲み込まない
など…
⇒気づきが大切!
誤嚥=誤嚥性肺炎ではない
誤嚥を繰り返すことで誤嚥性肺炎を引き起こすことはありますが、誤嚥=誤嚥性肺炎 ではありません。 なぜなら誤嚥していても肺炎にならない方はたくさんいるからです。
口腔ケアで誤嚥性肺炎を予防
「口腔ケア」という言葉の意味には単なる清掃だけでなく、清掃+口の中の環境整備+口腔機能の維持 を目的とした手技が含まれているということをキーワードとして覚えていていただけたら幸いです。
今中 直子(いまなか なおこ)
経歴
鶴見大学歯学部 卒業
摂食・嚥下リハビリテーション学会 会員
日本老年歯科医学会 会員
日本咀嚼学会 会員
患者さまへのメッセージ
患者さまが日々の生活の中で「安全に安心して食べられること、のみこめること」を、私共の診療の到達目標の一つとし、摂食嚥下の認定資格を持つ歯科医師を中心に摂食嚥下リハビリなども行っており、歯科診療を通じて患者さまからの「むせやすくなった、飲み込みづらくなった」というご相談にも積極的に対応しております。 私共スタッフ一同は、患者さまとのコミュニケーションを大切にし、徳真会が掲げる「ホスピタリティ」を念頭に、患者さまお一人おひとりと向き合い、地域医療の一端を担うことを目指します。
患者さまがご自身の「口腔=お口」で食べることの喜びをいつまでも感じていただけるよう、誠心誠意努めて参ります。