インプラントに関する
よくあるご質問
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インプラントとは、どのようなものでしょうか?
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インプラントとは、何らかの原因で歯を失ってしまったところに、人工の歯の根っこ(チタン製)を埋め、その上に歯のかぶせ物を取り付ける施術のことをいいます。インプラントの特徴は、歯が抜けてしまった部分にのみ施術を行うことが出来るため、周りの健康な歯を削ることなく、天然の歯とほぼ同じ見た目と、噛み心地を手に入れることが出来ます。
歯を失った場合には、他にも治療方法がございますので、詳しくは下記をご覧ください。
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どんな人がインプラント治療を行えますか?
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インプラントは、20歳以上の成人の方で、歯が抜けてお困りの方であれば治療を行うことが可能です。健康な方は、すぐに治療を行うことが可能ですが、高血圧、心疾患、糖尿病、骨粗しょう症、貧血などの持病をお持ちの方は、歯科医師とご相談していただいた上で、治療方法をご提案をさせていただきます。
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インプラント手術は、どのくらいの時間がかかりますか?
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インプラントを埋める1回目の手術でかかる時間は、1本の場合は30分、3本の場合は1時間が目安となります。お口の中に部分的な麻酔を行い、インプラントを埋め、傷口を縫って終了となります。
※患者さまのお口の状態によって、多少前後することがあります。 -
インプラント治療には、どれくらいの期間が必要でしょうか?
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治療期間は、患者さまの状況により異なります
インプラント治療前、お口の中の状態に問題(むし歯や歯周病など)がない場合は、上の歯で約8~9ヶ月、下の歯で約5~6ヶ月ほどかかります。手術前の検査に1ヶ月、1回目の手術を行い、下の歯の場合は3ヶ月後、上の歯の場合は約6ヵ月後に、2回目の手術を行います。その後に、歯の型をとり、かぶせ物を作るのに1ヶ月ほどお時間をいただきます。
ただし、むし歯や歯周病がある場合はその治療期間が、骨が薄い方の場合は骨を厚くするための手術期間が上記に加わります。
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骨の中に入るインプラントは、どんな材料で出来ているのでしょうか?
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チタンと呼ばれる金属です。チタンは医療分野では多く使用され、身体に入る金属として、最も安心と言われています。また、他の金属と比べても、アレルギー発症率は1/1000~1/100000。あるいは、もっと少ないと言われています。注意したいのが、あくまで金属ですので、稀にアレルギー反応を起こす患者さまもおられるということです。金属アレルギーの心配がある患者さまは、事前に歯科医師までご相談ください。
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インプラントの耐久性は、どのくらいでしょうか?
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世界的な統計では、メンテナンスを定期的に行っていれば、15年経っても90%以上のインプラントは、ご使用いただけるという結果が出ております。ただし、インプラントはあくまで人工物ですので、天然の歯よりも汚れが付きやすく、定期的に丁寧なメンテナンスを行う必要があります。
メンテナンスを行わず、汚れが付いたまま放っておくと、お口の中は、歯周病にかかるリスクが高くなります。よって、インプラントを支えている骨がなくなり、インプラントが動き出してしまう恐れが出てきます。こうなってしまいますと、インプラントを除去しなければならなくなります。そうならないためにも、歯科医院にて、定期的なメンテナンスを、継続して行っていただくことをおすすめいたします。
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残っている歯の治療は、どうするのでしょうか?
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お口の中は、たとえていうならば1つの器です。残っている歯が歯周病、かみ合わせの異常、歯ぐき、頬っぺたの内側の粘膜や舌に病気があれば、インプラント後もその影響を受け、ぐらぐらして、抜けてしまうなど、寿命が短くなってしまいます。そのため、お口の中に問題がある場合は、インプラント治療を行う前に治すことが必要となります。
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骨に問題があると、インプラント治療に影響がありますか?
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インプラント手術を行う場合には、骨の量と密度が十分であるかどうかが重要になります。もし不十分であった場合には、骨を作る処置を行い、その後に、あごにインプラントを埋める手術を行いますので、ご安心ください。また、当医院では、インプラント手術前に検査を行い、最終的な手術方法を決めさせていただきますので、ご不明な点がありましたら、お気軽に担当の歯科医師までご相談ください。
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インプラントで噛めるようになった後は、痛くないのでしょうか?
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毎日の歯ブラシでケアを行っていただき、定期的に、歯科医院にてメンテナンスを受けていただければ、通常痛みが出るということはございません。ただし、日々のケアが不十分ですと、歯周病やインプラント歯周炎などが起こる可能性が高くなりますので、痛みが出る可能性があります。
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インプラントの箇所は、歯みがきしても良いのでしょうか?
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はい、歯みがきなどのセルフケアは、積極的に行ってください。ただし、下記の注意点に気を付けて、セルフケアを行ってください。
- 傷口は糸で縫ってあるため、その糸を歯ブラシで引っ掛けると糸が取れ、傷口が開くことがありますので、注意をして歯ブラシをお当てください
- 歯みがき粉は傷口を刺激し、治りが遅くなってしまいますので、ご使用はお控えください
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インプラントの欠点を教えてください。
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インプラントの欠点として、代表的な3つをご紹介いたします。
- 治療期間や費用が、ブリッジや入れ歯と比べて高くなること
- ブリッジや入れ歯と同じように、定期的なメンテナンスが必要であること
- インプラントは、チタンをあごの骨に埋める手術を必要とします。そのため、あごの骨が薄い方や、お身体にご病気がある方にはあまり向かない治療方法であること
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インプラントの手術による障害、後遺症などはないのでしょうか?
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残念ながら、全くないとは言い切れません。なぜなら、医師の技術不足や治療計画の甘さなどから、インプラント埋入が出来ていなかったり、手術後の後遺症に悩まされる方は、少なからずいらっしゃるからです。
しかし、当医院では学会が認定する指導医・専門医が治療にあたっており、これまでインプラント手術による障害や後遺症が残った患者さまはいらっしゃいません。経験豊富な歯科医師がそろっておりますので、安心してインプラント手術をお受けいただけます。ご不明な点やご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。