渋谷の歯医者–青山クオーツデンタルクリニック

渋谷駅徒歩5分 年中無休  月~金 9:00-19:30/土日 9:00-19:00 03-6362-6688

ご予約・お問合せ


EN
HOME   コラム   予防歯科  

「磨いてるのに虫歯…」原因はその持ち方かも?歯科医師直伝の極意

「毎日しっかり歯磨きをしているのに歯医者さんに虫歯と言われてしまった」そんな経験ありませんか?歯ブラシの持ち方と磨き方で磨き残しや歯へのダメージが大きく変わることをご存知でしょうか。本記事では、歯科医師が推奨する正しい歯ブラシの持ち方や磨き方のコツをご紹介します。今日から実践できるポイントを押さえて、健康な歯を守りましょう。

なぜ『磨いているのに虫歯』になる?歯ブラシの持ち方と虫歯の関係

毎日磨いているのに虫歯ができる理由とは

間違った歯ブラシの持ち方や磨き方、磨きにくい部分へのアプローチ不足が原因による磨き残しから虫歯は発生します。正しい持ち方を身につけることで、歯の表面や歯と歯茎の境目までしっかり磨けるようになり、虫歯を予防することができます。

磨き残しによる歯周病リスク

磨き残しは、虫歯だけでなく歯周病の大きな原因にもなります。歯茎と歯の間の溝や奥歯の歯と歯の間など、細かい部分は特に磨き残しが多くなりがちです。磨き残しによって歯茎と歯の間の溝に歯垢(プラーク)が長時間溜まることにより細菌が繁殖し、歯周病へつながります。歯周病は悪化すると全身の健康状況にも支障をきたす病気です。正しい持ち方で歯ブラシをコントロールできれば、歯茎と歯の間の溝にも毛先が細かい部分まで届きやすくなり、虫歯だけでなく歯周病も予防することができます。反対に、間違った歯ブラシの持ち方では動きが大雑把になってしまい、毛先の細かな運動ができなくプラークも残りやすくなります。また力の調整が難しいこともかさなって歯茎を傷つけてしまうこともあります。歯周病予防のためにも、歯ブラシの持ち方の見直しはとても重要です。

  • 奥歯や裏側の磨き残しも注意
  • 歯と歯茎の境目の磨き残しによる歯周病リスクの上昇
  • 歯周病は全身の健康にも影響

歯科医師が教える歯ブラシの正しい持ち方

ペングリップ(鉛筆持ち)とは?基本の持ち方と特徴

イラストや写真などで見かけるような一般的な歯を磨く際の歯ブラシの持ち方は「パームグリップ(握り持ち)」と呼ばれています。小さな子どもや、手先の力が弱い高齢者には持ちやすい反面、力が入りすぎて歯や歯茎を傷つけてしまうリスクもあります。一方で歯科医師も推奨する持ち方として「ペングリップ(鉛筆持ち)」があります。ペングリップでは細かい動きがしやすく、力加減も調整しやすいため、歯ブラシの動きを細かくコントロールできます。力が入りすぎるのを防げるので、歯や歯茎を傷つけにくい持ち方になります。歯の表面や歯と歯茎の境目など、細かい部分までしっかり磨くことができます。名前の通り、鉛筆やペンを持つように親指・人差し指・中指の3本で歯ブラシの柄を軽くつまむ持ち方となります。最初は慣れないかもしれませんが、毎日の習慣にすることで自然と身につきます。

歯ブラシの持ち方によるブラッシング効果の違い

正しい歯ブラシの持ち方と歯の磨き方によって、歯ブラシの毛先が歯面にしっかり当たり、歯垢除去率が大きく変わることが研究でも明らかになっています。また、力の入れすぎによる歯茎の傷や知覚過敏も、持ち方を変えるだけで予防できる場合があります。自分の持ち方を見直し、正しい方法を身につけることが、長い目で見て歯の健康を守る秘訣です。

正しい歯ブラシの当て方とブラッシングの基本

前歯表面の磨き方

前歯の表面は、見た目にも目立つ部分なので、丁寧に磨くことが大切です。歯ブラシの毛先を歯の表面にしっかりと当て、ペングリップで軽く持ちながら小刻みに動かしましょう。歯の表面を傷つけてしまわないよう、軽く押し当てて磨くのがポイントです。歯と歯の間や歯茎の境目にも毛先が届くよう、角度を変えながら磨くと、より効果的に歯垢を除去できます。歯ブラシを縦に持ち替え、上下動かすことでさらに歯と歯茎の間のプラークを効率よく除去することができます。

前歯裏面の磨き方

前歯の裏側は、歯ブラシが届きにくく、磨き残しが多くなりがちな部分です。歯ブラシを縦に持ち、毛先を歯の裏側に当てて上下に小さく動かしましょう。特に下の前歯の裏側は歯石や着色がつきやすいので、丁寧に磨くことが大切です。

奥歯の磨き方

奥歯は口の奥にあるため、歯ブラシが届きにくく、磨き残しが発生しやすい部分です。 歯ブラシの先端を使って、奥歯の噛み合わせ面や側面、歯と歯茎の境目を意識して磨きましょう。また、口を半開きにした状態で歯ブラシを頬側に沿わせて磨くことで、最奥の奥歯にも歯ブラシの毛先が届きます。奥歯の裏側も忘れずに丁寧に磨くことを心がけましょう。

歯茎・境目を守るブラシの使い方と当てる角度

歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、優しく小刻みに動かしましょう。力加減に注意をしながら境目を意識して磨くことで、歯垢をしっかり除去し、歯茎の健康を守ることができます。

みがき残し対策

みがき残しを防ぐためには、磨く順番を決めて毎回同じように磨くことが効果的です。鏡を見ながら、磨きにくい部分や奥歯の裏側までしっかりチェックしましょう。歯ブラシの持ち方や当て方を意識することで、磨き残しを大幅に減らすことができます。また歯間ブラシやデンタルフロスの併用は磨き残し対策に大いに貢献します。

まとめ|正しい歯ブラシの持ち方で歯と健康を守ろう

毎日の歯みがきで大切なのは、正しい歯ブラシの持ち方と磨き方を身につけることです。ペングリップを基本に、歯や歯茎を傷つけずにしっかり歯垢を除去しましょう。持ち方や当て方を意識するだけで、虫歯や歯周病のリスクを大きく減らすことができます。 今日から正しい方法を実践し、健康な歯と笑顔を守りましょう。

監修歯科医師

医療法人玄徳会 理事長 細川 周平(ほそかわ しゅうへい)

東京歯科大学歯学部 卒業(2001年)
東京医科歯科大学歯学部付属病院 臨床研修指導歯科医講習会 修了
日本歯周病学会 会員
日本矯正歯科学会 会員
日本レーザー歯科学会 会員
Invisalign 認定Dr
渋谷区歯科医師会 会員

カテゴリー

新着情報

HOME アクセス 診療時間 初診専用
WEB予約
電話する